2020年夏のザルツブルク音楽祭のスケジュールがすでに発表されました。 チケットのオンライン予約も11/13からスタートしています。
- ザルツブルク音楽祭期間 : 2020年7月18日~2020年8月31日
- チケット先行予約: 2019年11月13日~2020年1月7日
- 一般販売: 2020年3月27日~
※ 予約は受け付け順ではないので期間内に申し込めば大丈夫です。

2020年は好きなハヴィエル・カマレナが来る♪
オペラ好きなら一度は行ってみたいザルツブルグ音楽祭。
チケットの入手方法は幾つかあります。
業者を利用したり旅行代理店のパッケージツアーに申し込むと、楽だけれど余分に費用がかかります。ちょっと面倒でも公式サイトから直に予約・購入すれば、席も自由に選べて安く済みます。
この記事は、
初めて自力で公式サイトからチケットを購入する人に向けて、購入までの流れを詳細に解説します!
ぜひ参考にしてください。
ザルツブルグ音楽祭について
ザルツブルク音楽祭の概要です。
開催場所・時期
夏の音楽祭の開催期間は毎年7月20日頃から8月下旬まで。オーストリアのザルツブルクで、2019年は7/20〜8/31、2020年は7月18日~2020年8月31日)、オペラ、コンサートやドラマなど複数の会場で200近い公演が行われる予定です。
プログラムの発表時期
毎年11月に公式サイトで翌年のプログラムが発表されます。
いち早く最新情報を入手するには、Facebook、twitter、instagram などのSNSをフォローしておくと便利。
事前予約受付&購入開始時期
プログラム発表と同時に事前予約の受付がスタート。今年の受付期間は2018年11/14〜2019年1/18。(2019年11月13日~2020年1月7日)
受付は申し込み順ではありません。期間中に予約を遅れば大丈夫。
これは予約リクエストなので、申し込みを済ませてもチケットが確実に取れるかどうかはまだわかりません。
無事席が割り当てられていれば、公演名、座席番号、料金が記載されたインボイスが、遅くとも3月末までに届きます。
受付期間が過ぎていても”BESTELLEN” (英語は”ORDER”)と表示されていたら申し込みはできます。期限内に受け取ったリクエストの処理が全て完了した後に座席が割り当てられるようです。

申し込んだのは締切を過ぎた3/3。予約が取れるかどうか。(2019.3)
一般購入開始時期
3月下旬からは公式サイトから直接チケットの購入ができます。今年は2019年3/27から。2020年3/27から。
予約・購入までの流れ
ここからが公式サイトの画面を見ながらの予約手順です。
主な流れは、 演目→日程→枚数→席カテゴリー→選択→確認→送信 。

プログラムをチェック
公式サイトにアクセスし観たいプログラムを探す。
https://www.salzburgerfestspiele.at
プログラムを見るには、中央のProgrammのリンクをクリック。
オペラ、ドラマ、コンサート、ユースの順にすべてのプログラムが表示されます。 (ドイツ語表示になっていたら画面左下Englishでチェンジ。)
好きな演目の枠内のDetailsで会場やキャストなどの詳細が見れ、更にDates & Ticketsをクリックするとその演目全ての日時が表示されます。
AUSVERKAUFTはドイツ語で「売り切れ」SOLD-OUTの意味。
会員登録
申し込みたいプログラムが見つかったら、先に会員登録を済ませてしまうのがあとで楽。
登録画面に行くには、右上の人の形のアイコンからNew Customer のRegistrationへ。

上から順に、敬称、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスを入力。

最後にTerms and conditions とPrivacy policyを確認しチェックを入れる。
次に、支払い情報 My PAYMENT DETAILES の入力をします。

違うページからこの登録ページに移動する場合は、右上の人のアイコンをクリックでOVERVIEWに行ける。
入力した情報は全てこのOverviewの画面で確認できます。
プログラムの選択・カートへ
ここからはプログラムを実際に選んでカートに入れていく作業。
好きなオペラの右端にあるOrderをクリックすると、右に小さなウインドウが現れます。そこで枚数や席のカテゴリーを選ぶ。

SPECIFY SEAT をクリックで、下のCARTの画面に飛びます。表示された会場の座席表を見ながら枚数とカテゴリー、希望の席ブロックを選んでいく。


座席の番号での指定はできませんでした。(2019.3)
入力後にADD TO SHOPPOING CARTをクリック。すると、下の画像のように第二候補、第三候補を入力できる部分が出てくる。

第三候補まで選べば入手の可能性が高くなります。全て入力したらCOMPLETE ORDERSへ。
更に別のプログラムにも申し込みたければ、CONTINUTE ORDERING でプログラム一覧に戻る。
チケットは、オペラ2つ(別会場)に予約はそれぞれ第二候補まで入れました。
予約の締め切りを過ぎていたにもかかわらず、1つは希望通り、もう1つのオペラは第一希望のカテゴリーより上になり結構高かったです。手頃な価格の席から埋まるからでしょうね。
でも2つとも良い席で満足でした。モーツァルト劇場はこじんまりしていて観やすかったです。
入手した席(ご参考まで)
・モーツァルト劇場でのオペラ”ALCINA”
PARTERRE RECHTS(右)/19 REIHE (列)/26-27
・祝祭大劇場でもオペラ”MEDEE”
PARTERRE MITTE RECHTS(中央右)/ 25 REIHE (列)/39-40
予約注文を確定・支払い確認・予約確定
カートに入れる作業を終えたら最終チェックをして、PAYMENTへ進みます。

次のSHIPPINGへ。

事務局へ問い合わせをしたところ、「予約の段階ではピックアップの選択は出来ない」との回答でした。(2019.3)
予約確認メールの受信
予約を入れしばらくするとSalzburger Festispieleからメールが届きます。(ドイツ語と英語)
あとは、結果を待つだけ!
(※購入は自己責任でお願いしますね)
ザルツブルク音楽祭の服装・会場・注意点など

予約時の注意点や実際にオペラを2つ異なった会場で観てきた感想を少し。
購入時の注意点など
第二、第三候補を入れる時の注意点
最初に選択したカテゴリーと違うものを入れないと、先に入れたものに追加されてしまいます。カートの中身をよく確認して。

候補の選択に時間がかかちゃいました。チケット高いから悩みます。(2019.3)
支払いとキャンセル
予約結果と請求書を受け取ったら期日までに支払いを済ませます。 支払い後のキャンセルは出来ないので注意しましょう。
先行予約でチケットが入手できなかったら
3月末から公式サイトで直接購入する。売り切れとなっていた公演もタイミングによっては購入できる場合もあるので、なんどもチェックすると良いです。
特に人気の高い演目でなければ、何かしらのチケットを購入できる確率は高いのでは。
オペラ2つを観て来た感想 (バーや服装・会場の雰囲気など)

今回は娘と2人でロンドンから参加。オペラ会場の休憩時間にロンドンの娘の同僚2人と落ち合いました。
全体的には2つのオペラとも予想通り白人の年齢高めの人が多かったです。アジア人比率は少なく目についたのは日本人。着物のご婦人も見かけました。観光地にたくさんいた中国人の姿はほぼ見かけず。
バー:
休憩時間にバーまで降りていくと、名前付きのシャンパンが準備されているテーブルがいくつかありました。事前注文できるのかも。次回に検証してきます。
料金は高め設定。私たちはイギリスにいる感覚でキャッシュをあまり持っていなかったため不便な思いをしました。会場周辺にATMはなしです。
バーで見かけた日本人女性の単独参加(1人)が意外に多かったのが印象的でした。
服装:
会場によって服装も雰囲気も結構異なっていました。
モーツァルト劇場は小さめな会場だったので服装は思ったほどのフォーマル感はなし。逆に祝祭大劇場ではゴーシャス感あり。女性はロングドレスに男性はタキシード姿が目立ちました。
娘の同僚のイギリス人弁護士(男性2人)は比較的カジュアルな服装。私たちは当日にハルシュタット日帰りなどで時間がなくギリギリに会場入り。
彼らから服装はそんなに気にしなくて大丈夫と聞いていたため、2回ともワンピに大振りアクセで済ませました。フォーマルドレスである必要は全然ないです。
会場:
2日間とも同じプロのカメラマンが幕間や終了後に素敵(?)な人を撮りまくっていました。私たちも声をかけられましたが丁寧にお断りしました!(高めの写真を買い取ることになるんですかね?)


気になったこと:
後ろに座った若め男性2人(多分ドイツ人)がちょっとめんどくさい人たちでした。私たちの前列は背の高い男性が頭を動かす度にみにくかったので、こちらも首を傾げたら、後ろから肩をチョンチョンがきました。体動かすなってことです。娘も後ろの別男性から同じ肩チョンチョン。こんなことは初めてでした。
面白かったこと:
2日めのオペラで私たちの隣りの席だった白人男性は、見た瞬間に「ん? この人知っている!」と思ったんです。その人は前日のオペラで私たちの目の前に座っていた方。彼も不思議な表情で私たちを見つめていました。この偶然はなんでしょうか。
以前から行ってみたかったザルツブルグ音楽祭。ようやく実現しました。
イギリスのROHやグラインドボーン、NYのMETとも違う、ヨーロッパのオペラの雰囲気を十分楽しむことができて、素晴らしい夏になりました。
次回も多分行くと思います!
参考 – ザルツブルグ音楽祭劇場周辺の地図



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