以前ロンドンのスタバでスリにあいました。購入して5日目のiPhoneです。
それもプロの典型的な手口で。人生初の盗難被害のショックは今だに尾を引いています。
若い時に大きな世界旅行し30年間で海外滞在中に危険な思いや盗難の経験は一度もありませんでした。
初めての国に行く時は安全と盗難にはかなり気を配るのですが、ロンドンは以前住んでいたこともあって緊張感はありませんでした。これがいけなかったんです。(悲)
ということで、
これから海外に行かれる人が、私のようにスリ・盗難の被害に合わないように
- 私がiPhoneをスられた状況と手口
- よくあるスリ手口
- 動画で見る典型的な手口
- 被害にあわないための注意点と盗難対策
についてまとめます。
夏のハイシーズンに一ヶ月ロンドンに滞在しましたが、現地のロンドン生活が長い日本人の友人(1人は在英35年、もう1人は8年)がまず警告してくれたのは「ロンドンのスリに注意して」でした。
年2回ペースで渡英する私ですがこんなこと言われるのは初めて。
旅行者を狙ったスリ・悪質な手口が明らかに増えています。ロンドンだけでなく海外に行かれる人、気をつけてくださいね!

ロンドンのスリ – iPhoneをすられた時の状況と手口
これが私が引っかかった手口。
平日の夕方ロンドン Glouchester駅前のスタバで一人、PC(Mac)に向かって仕事中でした。このスタバは駅前にあり店内は狭くいつも混んでいます。外にテーブルもあり。
写真のようにiPhoneはPC横の手帳の上に置いていました。

目つきの悪い中年の男性(南欧っぽい移民系)が私の前に現れ、こんな風にiPhoneの上に無言でチラシをパサっと置きました。

寄付か何かの依頼だろうと思った私は、首を横に振り”No thank you”と言っただけ。
すると男はこんな風にチラシを持って帰ったのですが、その時に起こっていたのがこれ!

チラシの下に私のiphoneを指で挟んでいました!
ほんの2,3分ほどの出来事。目の前で盗まれたのに全く気が付かなかった私。(悲)
しかもその後もしばらくスリに遭ったことに気が付かず仕事に集中。気がついたのはコーヒーを再注文しようとカウンターに行った時。
スタバの店員に「iPhoneがないのだけど最初に注文した時にこのへんに忘れたのかな? 見なかったです?」と聞き店内を探していると
「バックでCCTVを見てあげる」と言ってくれました。
数分で戻ってきた店員さん「〇〇風の男が盗んで行ったよ」と。
この時点で初めてスリに遭ったと気が付いた私でした。
イギリスに来る直前に日本で購入した真新しいiPhone。ロンドン到着翌日でした。
その時の悔しさと言ったら、言葉では表せません!
私が狙われた理由
あとで考えてみると私は狙われて当然でした。なぜなら
- 店内の中央に窓に向かって座っていた。犯人は外のテーブルに座り店内の私を観察していたと推測される。
- Macを使用していた。(Macは目立ち狙われやすい)
- 見ていたのはスクリーンだけ。周囲を気に留めていなかった。
警察に犯人の詳しい人相を伝え、翌日CCTVを見にスタバへ来てくれたものの「映像では顔がはっきりしていないから人物の特定は難しい」と言われました。
当然出てはこなかったです。すぐにどこかで売り飛ばされたに違いありません。
“Find iPhone” は役に立たない
すぐにappleのFind iPhoneで現在の位置を確認したものの、およその位置が分かるだけで役には立ちませんでした。
海外でよくあるスリの手口
翌日facebook上でスリ被害を伝えたところ「私も!」や「知人もスられた」といくつかの手口を教えてくれました。それらのいくつかの手口です。
カフェ・レストランのテーブル上に置いていたスマホを、ほんの一瞬目を離した隙に取られる。
コートのポケット
コートのポケット入れていたスマホが、混雑した店内でぴったりと接近されポケットから抜き取られる。
路上
これはスリというよりひったくりですが、路上で地図などを見ながら歩いている時に突然奪われる。
動画で見る海外の典型的なスリ手口(マジ怖い)
バルセロナの警察がスリ・置き引き・ひったりなどの手口の紹介と防犯対策を動画としてまとめています。是非ご覧下さい。
怖くて、気持ちが引き締まります(汗)
スリ
置き引き
スーパーでの窃盗
ヨーロッパ・イギリスのスリや置き引き
パリ、ロンドン、バルセロナ、ローマなど、海外の有名観光地ではスリが多発しています。
中でも日本人が多く被害にあっていて、小柄で大人しそうな日本人女性は犯罪の標的になりやすい。
観光地として人気のあるイギリスは、電車や地下鉄を利用して一人でも気軽に移動できるため日本人女性の間でも人気。
治安は比較的いいと言われているイギリスなのですが、実はイギリスでスリや盗難被害にあっている日本人は他のヨーロッパ諸国と比べて多いのです。
イギリスのスリ・置き引き発生状況
スリ・置き引き・パスポートの盗難で在英日本大使館(在エディンバラ日本国総領事含む)に届けられる件数は毎年200件以上、
本人の過失による遺失等を含めるとパスポートの紛失・盗難は毎年300件を超えるそうです。多くの人が被害にあっていますね。
ロンドンでスリ被害が多発している場所
- ヒースロー空港
- ピカデリー・サーカス、オックスフォード・ストリート、リージェント・ストリート、カムデンロックなど人気のショッピング街
- ヴィクトリア駅周辺、バッキンガム宮殿広場などの観光名所
地下鉄やエスカレーターの乗り降りの際に日本人をターゲットしたスリは多発しています。
外務省の「海外安全ホームページ」には特定の地域について注意喚起がされている時もあります。

海外旅行中にスマホを盗まれないための6つの盗難対策
お金はまだあきらめがつくけれど、スマホの中の大事な電話番号やアドレス、撮りためた写真が戻らないのは辛い!
そんな悲しいことにならないように、対策をしっかりしよう。
対策その1・テーブルの上に置かない
- 日本ではみんな何気なくやっている料理が来たらまずは写メしてそのままテーブルの上へ置きっぱなし。パリでもカフェでこのパターンの被害は多い。
- 目の前にあるから大丈夫と思わずに、使用しないスマホはカバンの中にしまう。
- 一人の時は窓から観察される席は避けたほうがいい。
対策その2・外ポケットに入れない
貴重品は他人から見える状態で入れない。冬場は特にコートの外側のついている大きなポケットにスマホを入れて歩いている女子を見かけます。ポケットが大きいと簡単に盗まれてしまう。
スリは大抵が混雑の中で行われる。非常に混雑した場所ではスマホは出さない。
逆に混雑していない場所なのに自分にぴったりと接近してくる人は怪しい。すぐに離れること。
対策その3・外での使用を極力控える
- スマホの地図を見ながら歩いていたり駅周辺で調べ物をしたりは“観光客ですよ“アピールしているも同然。
- 行き先の情報はなるべくホテルやステイ先で調べておき、外での使用は極力控えるのが安心。
対策その4・乗り降りの際はスマホをしまう
- 日本人をターゲットしたスリは乗り物やエスカレーターの乗り降りの際に多発。乗車中はドア付近でのスマホを使用は避ける。
- ドアが閉まる寸前に奪って逃げていくスリもいる。
対策その5・知らない人は無視
- 片言の日本語で話しかけられたり地図などを手に道を尋ねられても、英語がわからないふりをするなど素通りする。
- 話している間に別の仲間がバックからスマホや貴重品を盗むケースもよくあり。
対策その6・スマホにストラップをつける
- 正直言って、渡航先でスマホの外での使用を控えるのはかなり難しい。
- ベストな盗難対策は、スマホにストラップを付けてしまうこと。首かけタイプ、指に引っ掛けるタイプなどを利用して、常に身体につなげておく。
おすすめ
ケース下にストラップをつける穴がある手帳型タイプのスマホケース
- 反対側にはカード入れが付いているので、オイスターカードを入れられる。
- ストラップに指をかけてぎゅっとしっかりと握ることができるので安心。

私はこのタイプのケースを使ってます
まとめ 海外旅行中は常に気持ちを引き締める
私たちは安全な日本に慣れてしまっているため、どうしても安全意識、危機管理が低くなりがち。
ほんのすこし気を緩めた時に被害にあってしまいます。
海外旅行中は常に気持ちを引き締め、大切なスマホや貴重品を盗まれないようなグッズなどで対策をしっかりしておきましょうね!
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