
英会話はじめたいけど本が多すぎて。どれを選べばいいのかおすすめを教えてほしい。

英会話の本は山ほどあるので本当に迷いますよね。
そこで、英会話講師でもあるえいみ〜が、英会話の学習におすすめの本を厳選して紹介します。
どれもおすすめ。ぜひ参考にしてください。
- とにかく使えるフレーズを覚えたい
- 簡単な文でも話せるようになりたい
- 中学の文法からやり直したい
英会話本の商品比較一覧表
実際にレッスンで使用しているものや学習者の中で人気が高い英会話本を12冊、比較一覧表にしてまとめました。
※ 画像をクリックすると商品の紹介ページに飛びます。
英語教材選び5つポイント
本を選ぶ時に 「〇部!」「アマゾンベストセラー!」といった帯の文言や、購入者のレビューについつられてしまうことないですか?
売れているからといって必ずしも自分に合うとは限らないので気をつけたいです。
目的・レベルに合っている?
習得したいのは一般英会話?ビジネス英会話? それともTOEICなどの試験対策?
何を目的とするのかきちんと決めましょう。
本の内容が難しすぎるとイヤになり学習が長続きせず、解説ばかり多いのもNG。
書店に足を運ぶのが一番ですが、店頭になかった場合などはアマゾンで本の中身を観て自分にしっくりいくかを判断して。
アマゾンでは[なか見!検索」を利用しよう。
何冊も必要ない
ついあれもこれもといろいろな本や教材に手を出しがち。
はじめは英文法書、単語力・語彙力をつける良い本を数冊入手してそれに集中するのがおすすめです。
高額な英会話教材も何シリーズもある教材は必要ありません。
音声はあるか
英語が聞き取れないと会話はできませんね。英会話本では音声は必須。
CD付きか音声をダウンロードできるものを選びましょう。
音声を何度も繰り返し聞く、声に出してたくさん練習することがとても大切。
自然な英語か・例文はあるか
いくつかの英会話本の中にはとても不自然で「こんな文いつ使うの?」といった英文を見かけます。
初級者で判断が難しい場合は、著書がネイティブのものを選ぶといいです。
あとは、基本イディオムやフレーズが多く紹介されているものを選んで。
英語はフレーズやイディオムで覚えるもの。単語だけ丸暗記しても話すようにはなりません。
例文も多ければコロケーション(慣習的に使われる英単語の組み合わせ)で覚えることができます。
見やすい・使いやすいデザイン
結構大事なポイントです。
本の構成やイラスト、文字の大きさ、フォント、厚さなど、意外に気になるところ。
好き嫌いがあるところなので必ず中身を見てから判断して。
英会話本おすすめ・文法書
文法に関して言えば、日常英会話を話すには中学で学んだ英語を理解していれば十分。
受験用や英語の検定試験用などの難しいそうな英文法書は避けましょう。
中学文法の基礎を理解するのに最適な本の紹介です。
『マーフィーのケンブリッジ英文法』
基本文法を理解するにはこの1冊! これ以外はやらなくて大丈夫。
「文法何にも覚えていない!」「過去分詞ってなんだっけ??」
英語をやり直そうと思った時にまずつまずくのが文法ではないですか?
そんな人におすすめするのがこの『マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)』。
中学英語の文法を基礎からやり直したい大人にはめちゃめちゃおすすめの参考書です。
1冊手元にあれば安心、一生使えます!
※ オンライン英会話スクールのDMM英会話でもこの教材が使えるようになりました。⇒DMM英会話を見てみる

生徒に好評で大人のレッスンで長い間使ってます
1985年にイギリスで発行されて以来四半世紀にわたるベストセラーシリーズの英文法の参考書。世界各国の語学学校や学校の教材として採用されています。
イギリス版、アメリカ版、アメリカ英語の日本語解説版の3つあり。こちらは”Basic Grammar in Use” アメリカ英語版に基づいた「日英バイリンガル版」で初級編と中級編があり。
人気の秘密は、1ユニットが見開き2ページ、カラフルなイラストを使ったわかりやすい解説、実用的な例文と練習問題など。

- 使いやすい見開き2ページ構成。
左ページで文法のポイントを解説、右ページの練習問題で理解を深める - 全ページカラーでイラストや図付きの解説がわかりやすい
- 例文や問題は日常英会話に使えるものばかり
- 巻末の「補充問題」で復習
- 巻末の「診断テスト」で理解度を確認
個人的にはこれ以上の英文法書はないと思っていますが、これだけは注意。
- 音声はなし
- 解答に解説がない
- 重いので持ち運びには不便
『マーフィーのケンブリッジ英文法』の使い方
初めから終わりまで全て学習する必要はありません。順番に進める必要もないです。わからないと感じる項目を選んで学習すればOK。
右ページの練習問題で理解できたら巻末の「補充問題」と「診断テスト」をやる。どちらを先にやってもいいです。
大事なのは、
・正解できなかった箇所はユニットの解説に戻り復習
・例文や練習問題を音読
マーフィーは本当にわかりやすく解説されてます。自信を持って「英語で話す力」と「書く力」を身につけることができます。
こちらは中級編。
『毎日の英文法』
『毎日の英文法 – 頭の中に「英語のパターン」をつくる』 は「話すための英文法」本。
James Vardaman (早稲田大学教授)が、日常生活でよく使う基礎フレーズだけを55項目にまとめたもので、音声ダウンロード付きです。
音読・暗唱を繰り返すトレーニングで「英語のパターン」を頭の中に作ります。
- 話すために必要な基礎だけが網羅
- 構成もシンプルで学習しやすい
- 自然な英語
- スピーキング練習に最適
中級者には物足りない感じです。
英会話本おすすめ・英単語帳
単語帳もたくさん出回っているけれど、毎日の生活で頻繁に使う言葉から覚えていくをおすすめします。
『毎日の英単語』
『毎日の英単語 (日常頻出語の90%をマスターする)』は、Vardaman先生の『毎日の〜』のシリーズ本。
ネイティブが日常会話でよく使うフレーズが751も収録されています。(音声ダウンロード付き)
例えば「7時に目が覚める」「歯を磨く」「シャワーでさっぱりする」といった朝起きてからの1日の行動や「予定を調整する」「お買い得品を買う」「急いで駅に向かう」など、日常で役に立つフレーズがイラスト入りで紹介されています。
- よく整理されていて見やすい学習しやすい
- 毎日の英語の独り言練習にぴったり
- 留学前に熟読しておくと安心
覚えたフレーズを毎日の生活で行為をする直前に口ずさむ練習を繰り返すと力がつきます。
英語の独り言のトレーニングについてこちらの記事を。
mikanやDuolingoなどの無料のスマホアプリで、楽しくボキャブラリーのアップがおすすめ。
『起きてから寝るまで英単語帳』
こちらも同じような日常に頻繁に使う単語とフレーズを網羅した初級〜中級レベルの教材です。(音声ダウンロード付き)
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英会話本おすすめ・日常フレーズ練習本
『起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』
一日の出来事をどんどんつぶやきながら「すること」+「見ること」+「感じること」を英語ですらすら言えるようになるワークブック。
目覚めて通勤、会社で仕事、アフターファイブ、帰宅、家事について、288個の基本表現 ×4種のInput Stage と Output Stageで話す力をつける内容がユニーク。
中級レベルでも言えそうで言えない表現が多い。シリーズで「起きてから寝るまで英語表現1000」「起きてから寝るまで英語表現 海外旅行編」あり、どれもおすすめです。
- インプットとアウトプットの練習がよくできている
- 日常会話を段階的に話す力をつけられる
- 丸ごと覚えて即使える便利な表現
『たった30パターンで英会話! 』
日本で長いキャリアがある日本語ペラペラの人気の講師ニック先生の「英会話は基本パターンとフレーズで覚よう」。 (無料でダウンロードつき)
欧米の400本以上の映画の台本を分析してネイティブが日常よく使っている30の基本パターンと147のフレーズをまとめてあります。
特徴は「基本パターン」+ 「便利フレーズ」を組み合わせて会話をする練習ができる。
- 「ペラペラ特製シート」付き
- やさしく初心者向き
- 先生のYoutubeチャンネルあり
『英会話なるほどフレーズ』
ネイティブが子供の頃に覚える簡単な定番英語フレーズが100紹介されている初心者向けの英会話入門書です。CD付き。
日本で長年講師として活躍するスティーブ・ソレイシィ先生による人気の英会話本で、アマゾンベストセラーの英会話と小学教科書・参考書で1位。
- 英語を挨拶からたのしく学べる
- シンプルでも応用がきくフレーズ
中級にはやさしすぎるのでおすすめしません。
『英会話きちんとフレーズ100』
ベストセラーとなった『英会話なるほどフレーズ100』の続編。自然な英語表現100と発展表現100が紹介されています。
日本特有の「いただきます」「めんどくさい」「せっかくだしね」など、英語ではなかなか言えない
フレーズを学ぶことができる。
- [要点]と[Sorting Out]の解説がわかりやすくて良い
- 英語学習するのが楽しくなる
『ネイティブ英会話フレーズ集3240』
基本、日常生活、オフタイムの会話、話題別、場面別の会話が5つのパートに網羅されている。CDが4枚付。音声は日本語→英語でやや早め。
イラストはなくかなりのボリュームがあり。使えるフレーズなのでCDを聴きながら毎日少しずつ学習を進めるにはおすすめです。横の同意語は役に立つ。
- リスニングとスピーキング力を鍛えるのに良い
- 場面ごとによく使うフレーズが多い
- 目次が大雑把
- 415ページとかなり厚い本
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英会話本おすすめ・スピーキング用
『絵で見てパッと言う英会話トレーニング』
タイトルとおりイラストを見てパッとそのシチュエーションに合った英語を言う初級者向けの英会話トレーニング教材。基礎編と海外旅行編があり。(CD付き)
使い方はイラストを見て反射的に英語をつぶやく。解答は次ページという分かりやすい構成です。
短くシンプルな文章なので初心者にはとっつきやすい。中級者には物足りないかもしれません。
- とっさの一言練習には最適
- フレーズが簡単なので初心者向き
- イラストから状況がイメージしやすい
『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』
アマゾンベストセラーの英作文の教材。どの書店にも並んでいるシリーズもの。
構成は左側に日本語文が10題、右ページに英訳。下に解説が少しといった感じで、中学1年、2年、3年生のパートと3つに分けてあります。

『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』などシリーズでいくつかあり。
- タイトルどおり習慣的に英作するトレーニングができる
- 暗記はなく文法力を使ってスピーキングを鍛える
残念なところ
- 日本語が不自然な文が多い
- 文法的には正しくてもこの文はいつ使うの? という実用的でない文章が多い
- 文法解説はほどんどなし
個人的にはあまりおすすめしません。でもおすすめに含めるのは、自分の生徒さんから一定の人気があり、ある程度効果が出ているから。
日本語から英語に置き換えるという癖がつくのを避けるため、最近では使わないようにしています。
なぜか評価が高く売れている一方、デメリットもあるので、そのあたりを考えて購入することをおすすめします。
英会話本おすすめ・発音
『英語耳』
発音とリスニング用の教材。(CD付き)

私は実際にCDを聞いたことがないので音声の評価はできませんが、アマゾンのレビューによると効果があったという声も多いためおすすめリストに含めました。
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英語本おすすめのまとめ
以上、本記事では、英語教材おすすめ12冊を紹介しました。
英語は口に出しての練習がとても大切。スラスラと寝言で言えるくらいになるまで声に出しての練習しましょう。
ある程度の単語とイディオムを覚えたら、覚えたことを実際の会話で使うスピーキングや実際の英会話のレッスンに進むのが上達の早道です。
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